たるみみなみ障害者相談支援センター

就労準備支援事業って何をしているの?職場体験で自分を知って就労へ

たるみみなみ障害者支援センターの政平です。
生活困窮事業・就労準備支援事業も担当しております。今回は「就労準備支援事業」について、ご紹介したいと思います。

「就労準備」と言っても何をしているのか、分かりにくいところがあるかもしれません。

神戸市就労準備支援事業とは?
様々な理由から、直ちに就労することが困難な方に、就労準備支援プログラムに沿って就労訓練を実施し、就労に向けた支援を行います。
働くことを目指しているけれども、様々な理由、特に生活に困窮しているために今すぐ働くことが難しい方が、職場体験や就労訓練を通じ、働いていけるように準備する支援を受けられるものです。
社会福祉法人すいせいは、この事業を神戸市より受託し、実際の支援を行っています。

【就労準備支援事業のご利用方法】
神戸市内の各区区役所にある「くらし支援窓口」で、利用の申請ができます。
ご利用いただけるのは、生活に困窮している方――例えば
“仕事が続かない”
“相談できる相手がいない”
“生活費が払えない”
……など、様々なご事情でお困りの方となります。(収入・貯蓄面や年齢面の条件があります)
申請が受理されますと、一定の期間内、それぞれの状況に応じた就労に必要な支援を受けることができます。

では、社会福祉法人すいせいでの就労準備事業はどのような事を行なっているのか、簡単に説明いたします。

【すいせいでの実際の支援】
すいせいの就労移行支援事業所で、約2週間(10日間)職場体験をしていただき、その方ご自身の特性などを確認していきます。

この職場体験の主目的は、仕事に必要な技術を身につけていただく訓練ではありません。
職場体験後の進路選択でミスマッチが生じないよう、体験を通じて、その方ご自身のことを客観的な視点から評価し、見極めることを目的としています。

確認するポイント
 ・体力や集中力の持続
 ・コミュニケーション上の特徴
 ・就労上予測される困り事
 ・検討できる解決方法  など

職場体験で、就労する力が整っていると確認できた方には就職活動を、就労することに難しさがあったり、不安を抱えている方には、福祉サービス利用などを提案しています。
また週20時間未満の新たな働き方である「超短時間雇用事業」へ繋いだ事例もあります。

障害の理解や発達障害のグレーゾーンの方の支援に取り組んできたすいせいは、面談だけでは伺い知れないその方の強みや特性を、就労訓練の場で確認させていただき、次のステップへ繋ぐことに力を入れています。

社会福祉法人すいせいと言うと、「障害のある方の支援」を行なっているというイメージかもしれませんが、就労準備支援事業のご利用は、障害の有無は関係ありません。
ご興味・ご不明点などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談いただければと思います。

※当該事業は2020年度で受託を終了しました。

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