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珈琲の香りに魅せられて―ドリップのコツとリラックス効果

地域活動支援センター ハーモニー垂水職員の吉田と申します。
日頃は利用者の皆様との作業やプログラムなどを通して、それぞれの方の強みを見つけ、それを生かせる企業就労へつなげる業務を担当しております。

さて、唐突ですが、皆様なにか趣味をお持ちですか?
仕事をすることはもちろん大事ですが、プライベートの時間を楽しむことも大事です。
仕事で疲れた心身を癒やしたり、気分転換をしたりも必要なことですし、何か楽しみがあるからこそ仕事も頑張れるということもあると思います。
私も日頃の業務の中で利用者の皆様に、趣味・気分転換の方法があるかお尋ねしています。

今日は私個人の趣味『珈琲』について、語らせていただきます。
カフェで珈琲を飲むことも好きですが、自分で珈琲をペーパードリップすることが好きなのです。
美味しい珈琲をドリップするちょっとしたコツ、そしてドリップのリラックス効果をご紹介しようと思います。

美味しい珈琲を淹れるというのは、ただコーヒー粉(豆)にお湯を注げばよいというものではありません。
その豆の性格や浅煎り深煎りなどの焙煎度(煎り方)を見て、その豆の美味しさを最大限引き出せる淹れ方をするのです。

基本的な淹れ方のポイントは、まずお湯の温度を測ること。
沸騰したお湯を注ぐのではなく、少し冷ました82~83℃のお湯でドリップしていきます。
注ぎ方は、お湯をそっと置くようにやさしく注いでいきます。
この二点を実践するだけでも、まろやかなコクのある珈琲が淹れられます。

そして珈琲豆によって調整するポイントが二点。
ひとつめの調整は、最初のお湯を注いだ後の蒸らしの時間。
深煎りの珈琲豆ならば、しっかりと豆が膨らんで落ち着くのを20秒ほど待ってから、次のお湯を注ぎます。
浅煎りならば、豆が膨らみきったらあまり待たずにすぐに次のお湯を注ぎます。

ふたつめの調整は、豆の量に対してのお湯の量です。
深煎りならお湯は少なめで濃厚な味を出し、浅煎りならお湯を多めですっきりした飲み口にします。

さあ、出来上がった珈琲の味はいかがでしょう?

珈琲の香りに魅せられて―ドリップのコツとリラックス効果

私は以前、地域活動支援センターハーモニー垂水で、『スペシャル珈琲サロン』という月一回のプログラムを担当していました。
利用者の皆様に珈琲を淹れて、珈琲を飲みながら語らいの時間を楽しんでいただくプログラムでしたが、珈琲ドリップにチャレンジしてみたいという利用者の方には、上記のような淹れ方のコツをお伝えしていました。
現在私はこのプログラムは担当していないのですが、今も地域活動支援センターハーモニー垂水では、利用者の皆様が自分たちで珈琲をドリップして珈琲タイムを楽しんでおられます。

美味しい珈琲のための丁寧なドリップは、ゆったりとしたとても豊かな時間です。仕事や悩みを忘れドリップすることそのものに集中しますし、ドリップしながら珈琲の香りが鼻の奥で膨らみ、頭がすっきりする気がします。
そして、自分で淹れた珈琲を飲んでみて、「今日はちょっと薄くなったかな?」「今日は苦みが強かったかな?」などその味を確かめながらも、その日の自分の調子を考えたりします。
あくまで個人的な見解ですが、珈琲ドリップは作業療法のような効果もあるのではと思っています。

珈琲の香りには癒やしや脳の活性化といった効果があるそうです。
美味しい珈琲を味わう時だけでなく、じっくりとドリップに取り組むと、珈琲の香りを満喫してリラックスできますよ。

よければ皆様もお試しいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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