先日、相談支援専門員従事者養成研修に参加してきました。
全国からたくさんの相談支援専門員のみなさんが参加し、それぞれの地域での情報交換ができとてもよい機会となりました。私自身はスペシャリストのみなさんと話ができ、感動し明日からも頑張ろうというパワーをいただきました。
また研修の中で、サービス等利用計画のことや自立支援協議会のこと、現在の施策のこと等の話が挙がりました。
そこで・・・
みなさんは自分の住んでいる場所にある「自立支援協議会」という組織のことをご存知でしょうか?
それぞれの自治体によって体制は異なるかもしれませんが、「関係機関、関係団体及び障害者等の福祉、医療、教育又は雇用に関連する職務に従事する者その他の関係者が相互に連絡を図ることにより、地域における障害者等への支援体制に関する守課題について情報を共有し、関係機関等の連携の緊密化を図るととともに、地域の実情に応じた体制の整備について協議を行い、障害者等への支援体制の整備を図ることを目的として設置をする機関」と自立支援協議会設置運営要綱には記載してあります。
例えば、相談支援従事者は「(住んでいる場所で障害福祉サービスや地域の状況等)サービスが使いづらい」「こんな資源が不足している」「できない」という場面に、日頃の会議や相談支援業務を通じて遭遇しています。その話を整理・集約して「何とかしましょうよ」と提案・問題提起する場が「自立支援協議会」です。
神戸市では、各区に自立支援協議会があり、そこから挙げられた地域課題神戸市自立支援協議会で精査し、施策へと提案・問題提起しています。
なかなか難しい内容ではないか・・・と思われてしまいそうですが、障害児のガイドヘルプが夏休みに十分に利用できないという現状があったことから、自立支援協議会で提案討し、昨年から8月は32時間/月の利用ができるようになりました。身近なことから情報を交換し、このように変化が形になった例もあります。
なので、とても大切なお仕事に携わっているなあといつも思っています。
機会があれば、一度インターネット等で、みなさんの住んでいる市町の自立支援協議会について調べてみてください。
川本
参考 自立支援協議会の運営マニュアル
財団法人 日本障害者リハビリテーション協会