CASTビジネスアカデミー

求人票の読み方を学ぶ!就労移行支援事業所の講座を利用者からご紹介

こんにちは。就労移行支援事業所CASTビジネスアカデミー利用者の新宮です!
ちなみに読み方は「にいみや」じゃなくて「しんぐう」ですよ!

この記事では、CASTビジネスアカデミーで行われた、「求人票の読み方を学ぶプログラム」について紹介します。
CASTビジネスアカデミーの利用者が、ハローワークやハローワークのウェブサイトで、求人票を読むにあたって注意することを学ぶプログラムでした。
講師はCASTビジネスアカデミー職員の門田さんに担当をしていただきました。
プログラムは大きく分けると、前半は講義の視聴、後半は実践的グループワークでした。

前半の講義では
1.就職活動を始めるタイミング
2.求人媒体の違い
3.求人票の読み方
について説明を受けました。

この記事では、今回聴いたお話の中でも、
3.求人票の読み方
について少し詳しくご紹介します。
前半の講義では7つのポイントを学び、後半は2つのグループワークを行いました。

まず、前半の講義で学んだ「求人票の読み方7つのポイント」をご紹介します。

①自分が重視するポイントを絞る
求人票を読む前に、就職先を選ぶ上で自分が何を重視するか、先にポイントを絞るのが大事とのことです。
求人票は情報がたくさん載っているため、ポイントを絞らないと迷ってしまいますよね。

②仕事内容を鵜呑みにしない
その上でいよいよ求人票を読むのですが、求人票に書かれている仕事内容を鵜呑みにする必要はありません。
なぜならば、仕事内容が具体的でなくぼんやりとしている場合は、企業側が新入社員に何を任せたいのかあまりはっきりと決まっていない可能性があるからです。
また、応募した人の能力によって、新入社員に任せる仕事を決めることもあります。その場合、応募者は求人票に書かれた内容とは異なる業務を担う可能性があります。

③自分の希望をすべて満たすような求人を探してはいけない
そのような求人はほとんど無いからです。そのような場合は自分の希望を再確認して優先順位を決め、整理するのが良いです。

④契約社員は更新に注意
雇用形態については、契約社員の場合、契約の更新がある場合もあります。例えば契約期間が2年の場合でも、更新があればそれ以上の期間働くこともできます。

⑤自分に当てはまらなくてもすぐ諦めない
募集要項については、年齢や学歴、資格は自分が当てはまらないからといってすぐ諦めてはいけません。記載とは違う内容で働いている人もいます。

⑥あまり保険に拘らない
保険については求人票に記載通りです。保険の有無を重視して求人を読んでいる方も多いですが、門田さんの考えでは、あまり保険に拘らなくてもいいとのことです。
なぜなら、基本的に社会保険(雇用保険・健康保険・厚生年金など)は、勤務時間や契約期間など働く条件によって、法律をもとに加入・非加入が決まるものだからです。
それぞれの保険にいくつかの条件がありますので、まずは正しい知識を身につけることが大切です。

⑦職歴書は必ず作成する
最後に職歴書についてですが、仮に応募書類に職歴書が必要と書かれていなくても、ぜひ作成してください。
作成することで、自分のことを整理できますし、特に事務職では書類作成能力のアピールにも繋がります。提出するかどうかは、職員に相談して決めるようにしてください。

以上はプログラム前半の講義から「求人票を読み方7つのポイント」についての紹介でした。

次に、後半のグループワークについて紹介します。
1.架空の求人票を使って求人票の内容を分析するワーク
2.参加者が就職先を探すにあたって、どの項目を重視したいかを発表するワーク
の2つの実践的なグループワークを行いました。

この記事では長くなってしまうため、1の「求人票の内容分析」ワークのポイントを紹介します。
これは、プログラムの参加者が同じ架空の求人票を読み、気付いたことを挙げていくというワークです。

まず、「給与:14万~21万円」という情報だけが見える求人票を掲示されました。
給料の金額を実際に見て、
「繁忙期があるのではないか?」
「仕事内容によって額が変化するのではないか?」
「就職して年数がたてば昇給するのではないか?」
といった意見が出ました。

給料の話になったので門田さんが一つの問いを投げかけました。
「求人票に書かれている月給を見れば安いか高いかが分かりますか?」
といったことです。

給料は月いくらと表記されているのですが、これを出勤日数と勤務時間で割ると時給が出ます。

月給÷出勤日数÷勤務時間=時給

そして、出た時給と、その企業の住所がある都道府県の最低賃金を比較します。
こうすることで、時給が大体高いのか・安いのかを推測することができます。
私の推測ですが、門田さんがこのワークを行った理由の一部は、このお話をしたかったからなのではないかと思います。

最後に、私がプログラムを受けてみた感想を書きたいと思います。
私はCASTビジネスアカデミーに通うようになる前にも、ハローワークで就職活動をしていたことがあるのですが、今回聴いたことの多くは、全く知らなかったり、あまり意識していなかったことでした。
これらのお話を聴けたことは、自分にとって非常に価値のあることだったと思います。
やっぱり自分の知見だけで就職活動をするよりも、知識や経験の豊富な人に指導してもらう方が得だと思いました。
またプログラムが実施されたのは、企業での実習が始まる少し前だったこともあり、就職活動について意識する良いタイミングだったと思います。

さて、以上で筆を擱きたいと思います。
就労移行支援事業所CASTビジネスアカデミー利用者の新宮が執筆いたしました。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。それでは、また。

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